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「君の名は。」新海誠監督の過去作品をまとめてみました

君の名は。」ご存じですか?

 

今年の8月26日に公開されて興行成績が1位になっている

話題の映画です。

高校生の男女の心と体が夢の中で入れ替わってしまうところ

から始まるストーリーで、主人公の声を神木隆之介君が演じているところも

見どころです。また作品中に出てくる場所が「聖地」として

ファンの間で話題となっています。

いつの間にかブレイクした「新海 誠監督」にとても興味を持ってしまいました。

 

いくつか作品を出されているようで

(まったく知らなくてごめんなさい(;^_^A)

どれも原作、脚本、監督の3役をすべてこなしている上に、

もちろん美術や声優までこなしている作品も初期にあるようですが

宮崎駿監督とはひと味違った繊細な男女の心の表現と

情景の描き方が素晴らしいなど様々な評価を得ているようです。

そこで、過去の新海 誠監督の作品をご紹介したいと思います。

 

今までの作品

彼女と彼女の猫(1999年)

 

新海 誠監督が最初に個人で制作した作品。

5分弱のモノクロ作品でしたが、2016年3月に

新たなメンバーでリメイクされて4話構成でテレビ放送されました。

モノクロ作品の猫が、あまりにも平面的な猫で独特の雰囲気を出しています。

あらすじ(初期の作品)

拾われた猫(声:新海 誠)が偶然拾ってもらった若い女性の飼い主と

過ごす季節と空気感を人間の感覚で語る。

 

ほしのこえ(2002年)

 

25分のフルデジタルアニメーション。

こちらも新海 誠監督が初期にほぼ一人で作った作品。

「ん?ガンダムか?」と思うようなものが出てきます。

ほぼ一人で作ったため繊細ながらも粗削りでどこか冒険的な

面を感じました。効果音やカットがノスタルジックで

新海 誠監督の意気込みと情熱が注がれた作品です。

 

あらすじ

未来のSFストーリー。2039年地球外生命体タルシアンが

火星探索中のNASAの調査隊に全滅させられたことから始まる。

中学三年生のミカコとノボルはほのかな恋心をお互い抱いていたが

国連宇宙軍のタルシアン調査隊に抜擢されたミカコは、地球で

高校生となるノボルと離れ離れに。

二人の距離は宇宙という果てしない世界で時空を超えたものとなっていく。

 

雲のむこう、約束の場所(2004年)

 

 新海 誠監督3作目の作品。

このころになると、構成も複雑で洗練されてきました。

それもそのはず、この作品が初めてのプロのスタッフとの仕事。

2004年渋谷シネマライズで劇場公開を開始すると、徐々に話題となり

他劇場でも公開することになりました。

新海 誠監督の劇場版長編アニメの初作品となります。

 

あらすじ

架空の物語。1996年日本が南北に分かれ、日本の蝦夷(北海道)がユニオン国として

支配下に置かれてている。

島の中央にユニオンの塔という純白の塔が建設中であるが

なぜこの塔が建てられたかが重要なカギとなる。

 

青森県津軽半島に住む中学三年生の浩紀と拓也と佐由理の三人は、飛行機ヴェラシーラを完成させて、ユニオンの塔まで飛んでいく約束をする。

しかし、佐由理は飛行機の完成を待たずに姿を消してしまう。

3年後、東京に出た浩紀佐由理が眠り病にかかっていたことを知り…。

 

 

秒速5センチメートル(2007年)

 

今までのSFチックな内容と変わり、今回は現実世界を

テーマにした作品。現在の新海 誠監督の源流となる作品。

題名は桜の花びらが「秒速5センチメートル」で落ちることを

知り合いから聞いた新海 誠監督が名付けたという。

 

あらすじ

1990年代の東京の小学校を舞台に始まるストーリー。

遠野貴樹と篠原明里はお互い思いあっている。

そんな二人が明里の転校で離ればなれになってしまうが

文通を通して、心を通わせていく…。

 

星を追う子ども(2011年)

 

新海 誠監督の5作目。地下世界のファンタジーを描く。

ジブリ作品のような雰囲気もあり 、口コミでは

まんまジブリと話題になったようです。

評価が分かれる作品です。

 

あらすじ

山間で母と二人暮らしの明日菜は、いつも近くの秘密基地で父の形見の

鉱石ラジオを聴くのが好き。ある日怪物に襲われたところを地下世界の

「アガルタ」からきた少年シュンに助けられ、仲良くなるが、後日

シュンが遺体となって発見される。

死を受け止められない明日菜は、学校の授業で「死後の世界」や死人が生き返るという

「地下世界の伝説」を聞き興味を覚える。

その日の帰りにシュンとそっくりの少年シンと出会い…。

 

言の葉の庭(2013年)

 

 高校生と大人の女性の純愛ラブストーリーです。

情景が美しく描かれていて、現実ではないような

独特の世界観を演出されています。

(中でも舞台のモデルとなった新宿御苑の庭園は

聖地となっています。)

あまりにもピュアで、受け付けられない人もいるかも

しれません。新海 誠監督の世界観が見事に

表現されています。

 

あらすじ

靴職人を目指す15歳の高校生タカオは、雨の日になると、

学校に行かずに公園で靴のスケッチをしていた。

そんなある日、ユキノという27歳の大人の女性と出会い、たびたび

雨の日に再会するようになり、いつしか心を開いていく。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。過去の作品から新海 誠監督の歴史がわかって

とても興味深かったですね。

君の名は。」は現在上映中です。

 

さて、東京国立博物館で「秒速5センチメートル」の野外上映が決定されたそうです。

10月14日(金)~10月15日(土)

時間は19:00~(上映時間63分程)

無料ですが、東京国立博物館の入場券がいります。

行く機会がある方はぜひお立ち寄りください。

www.tnm.jp